2009年9月26日土曜日



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先日のブログ記事「Mac OS X 10.6 Snow LeopardでDonutブランチをビルドする方法」で


Snow Leopardでのビルド方法を記述しましたが色々試行錯誤した結果、手順を簡素化することができましたので情報を公開いたします。


2009/09/25 11:00時点でmasterバージョン、android-1.6_r1、donutブランチにてビルド可能なことを確認しております。



xcodeのインストール


・xcodeの最新版(現時点では3.2)をインストールします。ダウンロード(ログインが必要)。※Snow LeopardのDVDにも同梱されています。


インストール時に10.4のサポートにチェックを入れてください。


f:id:bs-android:20090914195741p:image





Rosettaのインストール


・Rosettaをインストールします。(flexが要求してきます。)※Snow LeopardのDVDに同梱されています。


オプションインストール>Optional Installs.mpkgを実行しRosettaにチェックを入れてください。


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MacPortsのインストール


・MacPortsをインストールします。こちらからsnowleopard用のをダウンロード。


いつもどおりマウントしインストールします。


f:id:bs-android:20090925123212p:image





・インストールが完了したらPortsをアップデートします。



sudo port selfupdate
sudo port sync


・続いて必要なportをインストールします。



POSIXLY_CORRECT=1 sudo port install gmake libsdl git-core gnupg
sudo port install wget


・PATHを通しコマンドが実行可能にします。


~/.bash_profileに追記します。



export PATH=/opt/local/bin:$PATH





Javaのバージョン設定


Snow Leopardからjava1.5が削除された為、javaの1.5をダウンロードして解凍し、システムに登録します。



wget http://www.cs.washington.edu/homes/isdal/snow_leopard_workaround/java.1.5.0-leopard.tar.gz
tar -xvzf java.1.5.0-leopard.tar.gz
sudo mv 1.5.0 /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.5.0-leopard
cd /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/
sudo rm 1.5.0
sudo ln -s 1.5.0-leopard 1.5.0


Javaの環境設定を開いて、使用するJavaのバージョンを設定します。


前回64bitを優先としましたが、今回は32bitです。



open "/Applications/Utilities/Java Preferences.app"


以下のようにJ2SE 5.0 32-bitが上に来るように変更します。


f:id:bs-android:20090925123214p:image





ビルド用ディスクイメージの作成


大文字/小文字を判別可能なファイルシステムである必要があるためディスクユーティリティを用いて


ディスクイメージを作成します。


※ディスクイメージサイズは8Gくらい~お好きなだけ設定してください。


f:id:bs-android:20090925161137p:image


repo init、sync



$ repo init -u git://android.git.kernel.org/platform/manifest.git -b donut
$ repo sync


buildspec.mkの作成


buildspec.mkをmydroidのルートディレクトリに作成し下記のように追記します。


追記箇所は任意の箇所で問題ないようです。


※buildspec.mkはmydroid/build/buildspecdefault.mkをコピーして作成



CC=gcc-4.0
CXX=g++-4.0





ビルド


「-j」オプションを付加すると何故かエラーになることがあるのでその際は「-j」を外してください。



$ make


もちろんSDKビルドも可能です。



$ make PRODUCT-sdk-sdk


実機バイナリ



Generated: (out/target/product/generic/android-info.txt)
Target system fs image: out/target/product/generic/obj/PACKAGING/systemimage_unopt_intermediates/system.img
Install system fs image: out/target/product/generic/system.img
Target ram disk: out/target/product/generic/ramdisk.img
Target userdata fs image: out/target/product/generic/userdata.img
Installed file list: out/target/product/generic/installed-files.txt


SDKビルド



out/target/product/generic/obj/PACKAGING/systemimage_unopt_intermediates/system.img
Install system fs image: out/target/product/generic/system.img
Package SDK: out/host/darwin-x86/sdk/android-sdk_eng.username_mac-x86.zip


のように出れば完了です。





続・Mac OS X 10.6 Snow LeopardでDonutブランチをビルドする方法



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先日のブログ記事「Mac OS X 10.6 Snow LeopardでDonutブランチをビルドする方法」で


Snow Leopardでのビルド方法を記述しましたが色々試行錯誤した結果、手順を簡素化することができましたので情報を公開いたします。


2009/09/25 11:00時点でmasterバージョン、android-1.6_r1、donutブランチにてビルド可能なことを確認しております。



xcodeのインストール


・xcodeの最新版(現時点では3.2)をインストールします。ダウンロード(ログインが必要)。※Snow LeopardのDVDにも同梱されています。


インストール時に10.4のサポートにチェックを入れてください。


f:id:bs-android:20090914195741p:image





Rosettaのインストール


・Rosettaをインストールします。(flexが要求してきます。)※Snow LeopardのDVDに同梱されています。


オプションインストール>Optional Installs.mpkgを実行しRosettaにチェックを入れてください。


f:id:bs-android:20090925123213p:image





MacPortsのインストール


・MacPortsをインストールします。こちらからsnowleopard用のをダウンロード。


いつもどおりマウントしインストールします。


f:id:bs-android:20090925123212p:image





・インストールが完了したらPortsをアップデートします。



sudo port selfupdate
sudo port sync


・続いて必要なportをインストールします。



POSIXLY_CORRECT=1 sudo port install gmake libsdl git-core gnupg
sudo port install wget


・PATHを通しコマンドが実行可能にします。


~/.bash_profileに追記します。



export PATH=/opt/local/bin:$PATH





Javaのバージョン設定


Snow Leopardからjava1.5が削除された為、javaの1.5をダウンロードして解凍し、システムに登録します。



wget http://www.cs.washington.edu/homes/isdal/snow_leopard_workaround/java.1.5.0-leopard.tar.gz
tar -xvzf java.1.5.0-leopard.tar.gz
sudo mv 1.5.0 /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.5.0-leopard
cd /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/
sudo rm 1.5.0
sudo ln -s 1.5.0-leopard 1.5.0


Javaの環境設定を開いて、使用するJavaのバージョンを設定します。


前回64bitを優先としましたが、今回は32bitです。



open "/Applications/Utilities/Java Preferences.app"


以下のようにJ2SE 5.0 32-bitが上に来るように変更します。


f:id:bs-android:20090925123214p:image





ビルド用ディスクイメージの作成


大文字/小文字を判別可能なファイルシステムである必要があるためディスクユーティリティを用いて


ディスクイメージを作成します。


※ディスクイメージサイズは8Gくらい~お好きなだけ設定してください。


f:id:bs-android:20090925161137p:image


repo init、sync



$ repo init -u git://android.git.kernel.org/platform/manifest.git -b donut
$ repo sync


buildspec.mkの作成


buildspec.mkをmydroidのルートディレクトリに作成し下記のように追記します。


追記箇所は任意の箇所で問題ないようです。


※buildspec.mkはmydroid/build/buildspecdefault.mkをコピーして作成



CC=gcc-4.0
CXX=g++-4.0





ビルド


「-j」オプションを付加すると何故かエラーになることがあるのでその際は「-j」を外してください。



$ make


もちろんSDKビルドも可能です。



$ make PRODUCT-sdk-sdk


実機バイナリ



Generated: (out/target/product/generic/android-info.txt)
Target system fs image: out/target/product/generic/obj/PACKAGING/systemimage_unopt_intermediates/system.img
Install system fs image: out/target/product/generic/system.img
Target ram disk: out/target/product/generic/ramdisk.img
Target userdata fs image: out/target/product/generic/userdata.img
Installed file list: out/target/product/generic/installed-files.txt


SDKビルド



out/target/product/generic/obj/PACKAGING/systemimage_unopt_intermediates/system.img
Install system fs image: out/target/product/generic/system.img
Package SDK: out/host/darwin-x86/sdk/android-sdk_eng.username_mac-x86.zip


のように出れば完了です。





2009年9月15日火曜日



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ついに本日有料アプリが日本国内から登録できるようになったことがアナウンスされました!



Android有料アプリケーションサービス デベロッパー向けサイト開始のお知らせ


2009年9月15日 Posted by クリス プルエット / デベロッパーアドボケイト


日本のデベロッパーの皆さん、お待たせしました。日本でも Android マーケットを通じて有料アプリケーションを販売できるようになりました。






早速有料アカウントの登録をしてみました。


http://market.android.com/publish/ のサイトにいき、ログインします。



f:id:bs-android:20090915104724p:image






Transaction Historyをクリックすると銀行口座の登録を促されます。



f:id:bs-android:20090915104908p:image






「銀行口座を登録」を押すと口座の登録画面になります。翻訳が間に合わなかったのか「Futuu」「Touza」とかになっているのがいいですね。



f:id:bs-android:20090915105059p:image






銀行口座を登録すると、以下のようなnotifyがでます。



f:id:bs-android:20090915105412p:image






プロフィール情報も更新され、このようになります。



f:id:bs-android:20090915105541p:image






そして、すぐにメールが届きました。



f:id:bs-android:20090915105709p:image






まだデポジットの振込は行われていないので、振り込み待ちです。



f:id:bs-android:20090915110235p:image






振り込まれたらまた追記しようと思います!!


本日(09/09/16)11時頃デポジットが振り込まれました。


銀行口座の確認ボタンを押すと以下のような画面になります。


f:id:bs-android:20090916130733p:image





デポジットの金額を入力したところ。


f:id:bs-android:20090916130727p:image


これで有料アカウントの設定が完了しました!


※「次へ」のボタンを押すとプロフィール編集画面に移動するだけです。





Android Marketに日本から有料アプリが登録できるようになりました!



f:id:bs-android:20090915103452p:image


ついに本日有料アプリが日本国内から登録できるようになったことがアナウンスされました!



Android有料アプリケーションサービス デベロッパー向けサイト開始のお知らせ


2009年9月15日 Posted by クリス プルエット / デベロッパーアドボケイト


日本のデベロッパーの皆さん、お待たせしました。日本でも Android マーケットを通じて有料アプリケーションを販売できるようになりました。






早速有料アカウントの登録をしてみました。


http://market.android.com/publish/ のサイトにいき、ログインします。



f:id:bs-android:20090915104724p:image






Transaction Historyをクリックすると銀行口座の登録を促されます。



f:id:bs-android:20090915104908p:image






「銀行口座を登録」を押すと口座の登録画面になります。翻訳が間に合わなかったのか「Futuu」「Touza」とかになっているのがいいですね。



f:id:bs-android:20090915105059p:image






銀行口座を登録すると、以下のようなnotifyがでます。



f:id:bs-android:20090915105412p:image






プロフィール情報も更新され、このようになります。



f:id:bs-android:20090915105541p:image






そして、すぐにメールが届きました。



f:id:bs-android:20090915105709p:image






まだデポジットの振込は行われていないので、振り込み待ちです。



f:id:bs-android:20090915110235p:image






振り込まれたらまた追記しようと思います!!


本日(09/09/16)11時頃デポジットが振り込まれました。


銀行口座の確認ボタンを押すと以下のような画面になります。


f:id:bs-android:20090916130733p:image





デポジットの金額を入力したところ。


f:id:bs-android:20090916130727p:image


これで有料アカウントの設定が完了しました!


※「次へ」のボタンを押すとプロフィール編集画面に移動するだけです。







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現時点ではMac OS X 10.6 Snow LeopardでのAndroidのソースコードのコンパイルはサポートされていないとここに記述がありますが、いくつかのパッチと64ビットのJava VMを使用することでコンパイルさせることが出来ましたので、情報を公開いたします。





試した時点ではmasterバージョンだとうまくいかなかったため、donutブランチを使用しました。





まずはxcodeの最新版(現時点では3.2)をインストールします。ダウンロードはここから(ログインが必要)。※Snow LeopardのDVDにも同梱されています。





インストール時に10.4のサポートにチェックを入れてください。


f:id:bs-android:20090914195741p:image





Snow Leopardからjava1.5が削除された為、javaの1.5をダウンロードして解凍し、システムに登録します。



wget http://www.cs.washington.edu/homes/isdal/snow_leopard_workaround/java.1.5.0-leopard.tar.gz
tar -xvzf java.1.5.0-leopard.tar.gz
sudo mv 1.5.0 /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.5.0-leopard
cd /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/
sudo rm 1.5.0
sudo ln -s 1.5.0-leopard 1.5.0





さらにJavaの環境設定を開いて、使用するJavaのバージョンを設定します。



open "/Applications/Utilities/Java Preferences.app"


以下のようにJ2SE 5.0 64-bitが上に来るように変更します。


f:id:bs-android:20090914195743p:image





gcc4.2を使用するとうまく行かないため、gcc4.0を使用するようにシンボリックリンクを張り替えます



sudo rm /usr/bin/gcc
sudo ln -s /usr/bin/gcc-4.0 /usr/bin/gcc





そしていつものようにrepo initし、syncします。



$ repo init -u git://android.git.kernel.org/platform/manifest.git -b donut
$ repo sync


そのままmakeすると以下のエラーが出てしまいます。



host C: emulator <= external/qemu/distrib/zlib-1.2.3/gzio.c
In file included from external/qemu/distrib/zlib-1.2.3/gzio.c:601:
/Developer/SDKs/MacOSX10.4u.sdk/usr/include/stdarg.h:4:25: error: stdarg.h: No such file or directory
make: *** [out/host/darwin-x86/obj/EXECUTABLES/emulator_intermediates/distrib/zlib-1.2.3/gzio.o] エラー 1


詳細は追えていませんが、なぜかgcc4.2が使用されてしまっているようなので、


external/qemu/makefile.android




MY_CC := $(HOST_CC)




MY_CC := gcc


にしてgccを使うように書き換えました。





これでビルドしてもまだエラーが出ます。



external/yaffs2/yaffs2/utils/mkyaffs2image.c: In function ‘main’:
external/yaffs2/yaffs2/utils/mkyaffs2image.c:482: error: ‘convert_endian’ undeclared (first use in this function)
make: *** [out/host/darwin-x86/obj/EXECUTABLES/mkyaffs2image_intermediates/yaffs2/utils/mkyaffs2image.o] エラー 1


external/yaffs2/yaffs2/utils/mkyaffs2image.c




#ifdef HAVE_BIG_ENDIAN
static int convert_endian = 1;
#elif defined(HAVE_LITTLE_ENDIAN)
static int convert_endian = 0;
#endif




#ifdef HAVE_BIG_ENDIAN
static int convert_endian = 1;
#elif defined(HAVE_LITTLE_ENDIAN)
static int convert_endian = 0;
#else
static int convert_endian = 0;
#endif


に変更します。





ビルドします。



$ make -j4 sdk



out/target/product/generic/obj/PACKAGING/systemimage_unopt_intermediates/system.img
Install system fs image: out/target/product/generic/system.img
Package SDK: out/host/darwin-x86/sdk/android-sdk_eng.username_mac-x86.zip


のように出れば完了です。





しかし、安心するのはまだ早い!


以下のようにSDKのディレクトリに移動してandroidツールを起動しようとすると以下のようなエラーが出てしまいます。



$ ./android
SWT folder '/Volumes/android/mydroid/out/host/darwin-x86/sdk/android-sdk_eng.username_mac-x86/tools/lib/x86_64' does not exist.
Please export ANDROID_SWT to point to the folder containing swt.jar for your platform.


swt.jarの64bit版が必要なようです。


out/host/darwin-x86/sdk/android-sdk_eng.kojiro_mac-x86/tools/lib/x86_64


のディレクトリを作成し、


このあたりからMac OSX (Mac/Cocoa/x86_64)のswtバイナリをダウンロードして解凍し、swt.jarを、作成したディレクトリに配置します。





これでやっと起動できるようになりました。


AVDを作成すればエミュレータが起動できます。


f:id:bs-android:20090914195744p:image





エミュレータを起動したところ。


f:id:bs-android:20090914195746p:image


f:id:bs-android:20090914195747p:image


f:id:bs-android:20090914211555p:image





Mac OS X 10.6 Snow LeopardでDonutブランチをビルドする方法



f:id:bs-android:20090914194230p:image


現時点ではMac OS X 10.6 Snow LeopardでのAndroidのソースコードのコンパイルはサポートされていないとここに記述がありますが、いくつかのパッチと64ビットのJava VMを使用することでコンパイルさせることが出来ましたので、情報を公開いたします。





試した時点ではmasterバージョンだとうまくいかなかったため、donutブランチを使用しました。





まずはxcodeの最新版(現時点では3.2)をインストールします。ダウンロードはここから(ログインが必要)。※Snow LeopardのDVDにも同梱されています。





インストール時に10.4のサポートにチェックを入れてください。


f:id:bs-android:20090914195741p:image





Snow Leopardからjava1.5が削除された為、javaの1.5をダウンロードして解凍し、システムに登録します。



wget http://www.cs.washington.edu/homes/isdal/snow_leopard_workaround/java.1.5.0-leopard.tar.gz
tar -xvzf java.1.5.0-leopard.tar.gz
sudo mv 1.5.0 /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.5.0-leopard
cd /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/
sudo rm 1.5.0
sudo ln -s 1.5.0-leopard 1.5.0





さらにJavaの環境設定を開いて、使用するJavaのバージョンを設定します。



open "/Applications/Utilities/Java Preferences.app"


以下のようにJ2SE 5.0 64-bitが上に来るように変更します。


f:id:bs-android:20090914195743p:image





gcc4.2を使用するとうまく行かないため、gcc4.0を使用するようにシンボリックリンクを張り替えます



sudo rm /usr/bin/gcc
sudo ln -s /usr/bin/gcc-4.0 /usr/bin/gcc





そしていつものようにrepo initし、syncします。



$ repo init -u git://android.git.kernel.org/platform/manifest.git -b donut
$ repo sync


そのままmakeすると以下のエラーが出てしまいます。



host C: emulator <= external/qemu/distrib/zlib-1.2.3/gzio.c
In file included from external/qemu/distrib/zlib-1.2.3/gzio.c:601:
/Developer/SDKs/MacOSX10.4u.sdk/usr/include/stdarg.h:4:25: error: stdarg.h: No such file or directory
make: *** [out/host/darwin-x86/obj/EXECUTABLES/emulator_intermediates/distrib/zlib-1.2.3/gzio.o] エラー 1


詳細は追えていませんが、なぜかgcc4.2が使用されてしまっているようなので、


external/qemu/makefile.android




MY_CC := $(HOST_CC)




MY_CC := gcc


にしてgccを使うように書き換えました。





これでビルドしてもまだエラーが出ます。



external/yaffs2/yaffs2/utils/mkyaffs2image.c: In function ‘main’:
external/yaffs2/yaffs2/utils/mkyaffs2image.c:482: error: ‘convert_endian’ undeclared (first use in this function)
make: *** [out/host/darwin-x86/obj/EXECUTABLES/mkyaffs2image_intermediates/yaffs2/utils/mkyaffs2image.o] エラー 1


external/yaffs2/yaffs2/utils/mkyaffs2image.c




#ifdef HAVE_BIG_ENDIAN
static int convert_endian = 1;
#elif defined(HAVE_LITTLE_ENDIAN)
static int convert_endian = 0;
#endif




#ifdef HAVE_BIG_ENDIAN
static int convert_endian = 1;
#elif defined(HAVE_LITTLE_ENDIAN)
static int convert_endian = 0;
#else
static int convert_endian = 0;
#endif


に変更します。





ビルドします。



$ make -j4 sdk



out/target/product/generic/obj/PACKAGING/systemimage_unopt_intermediates/system.img
Install system fs image: out/target/product/generic/system.img
Package SDK: out/host/darwin-x86/sdk/android-sdk_eng.username_mac-x86.zip


のように出れば完了です。





しかし、安心するのはまだ早い!


以下のようにSDKのディレクトリに移動してandroidツールを起動しようとすると以下のようなエラーが出てしまいます。



$ ./android
SWT folder '/Volumes/android/mydroid/out/host/darwin-x86/sdk/android-sdk_eng.username_mac-x86/tools/lib/x86_64' does not exist.
Please export ANDROID_SWT to point to the folder containing swt.jar for your platform.


swt.jarの64bit版が必要なようです。


out/host/darwin-x86/sdk/android-sdk_eng.kojiro_mac-x86/tools/lib/x86_64


のディレクトリを作成し、


このあたりからMac OSX (Mac/Cocoa/x86_64)のswtバイナリをダウンロードして解凍し、swt.jarを、作成したディレクトリに配置します。





これでやっと起動できるようになりました。


AVDを作成すればエミュレータが起動できます。


f:id:bs-android:20090914195744p:image





エミュレータを起動したところ。


f:id:bs-android:20090914195746p:image


f:id:bs-android:20090914195747p:image


f:id:bs-android:20090914211555p:image





2009年9月12日土曜日



f:id:bs-android:20090911151144p:image


Android 2.0ではなく、1.6になったdonutブランチですが、本日の時点でdonutブランチのソースコードを取得して、エミュレータをビルドしてみました。


ビルドが終わり、avdを作成する為にandroidコマンドを打ったところ、以下のような画面が出てきました。


f:id:bs-android:20090911151145p:image


AVDマネージャーのようなものがEclipseなしで呼び出せるようになっているようです。


早速新規作成してみます。


donutブランチなので当然ですが「Android 1.6 - API Level 4」だけを選択できるようになっていました。


f:id:bs-android:20090911153036p:image





WVGA854とWVGA800が選べるようになっています。(※WVGAのエミュレータは画面がでかいのでノートPCだと厳しいところです。)


f:id:bs-android:20090911153037p:image





作成したところ。


f:id:bs-android:20090911153038p:image





「Installed Packages」の画面。どうやらここから新しいパッケージを取得できるようになるようです。


f:id:bs-android:20090911153041p:image





Updateボタンを押しても残念ながら現状では失敗します。(※httpsをhttpに変えても失敗します。)


f:id:bs-android:20090911153042p:image





「Available Package」の画面。ここでリポジトリを設定することができます。(※まだサーバーが公開されていないようで、うまく動きません。)


f:id:bs-android:20090911153043p:image





プロキシーなどの設定が出来るようになっています。今まではコマンドラインのオプションやエミュレータ起動後にAPN設定をいじるなどしないといけなかったので、GUIで設定できるのはありがたいですね。


f:id:bs-android:20090911154543p:image





About画面。正式名称は「Android SDK Updater」のようです。


f:id:bs-android:20090911154734p:image





エミュレータを起動したところ。


ボタンのスキン以外は今までと特に代わり映えありません。


f:id:bs-android:20090911153039p:image





待ち受け画面もほとんど変わっていませんが、検索ウィジェットの形が変わっています。ユニバーサル検索になっているようです。


f:id:bs-android:20090911153040p:image





エミュレータ内部についてはまた今度!





donutのエミュレータを試す(2009/9/11取得版)



f:id:bs-android:20090911151144p:image


Android 2.0ではなく、1.6になったdonutブランチですが、本日の時点でdonutブランチのソースコードを取得して、エミュレータをビルドしてみました。


ビルドが終わり、avdを作成する為にandroidコマンドを打ったところ、以下のような画面が出てきました。


f:id:bs-android:20090911151145p:image


AVDマネージャーのようなものがEclipseなしで呼び出せるようになっているようです。


早速新規作成してみます。


donutブランチなので当然ですが「Android 1.6 - API Level 4」だけを選択できるようになっていました。


f:id:bs-android:20090911153036p:image





WVGA854とWVGA800が選べるようになっています。(※WVGAのエミュレータは画面がでかいのでノートPCだと厳しいところです。)


f:id:bs-android:20090911153037p:image





作成したところ。


f:id:bs-android:20090911153038p:image





「Installed Packages」の画面。どうやらここから新しいパッケージを取得できるようになるようです。


f:id:bs-android:20090911153041p:image





Updateボタンを押しても残念ながら現状では失敗します。(※httpsをhttpに変えても失敗します。)


f:id:bs-android:20090911153042p:image





「Available Package」の画面。ここでリポジトリを設定することができます。(※まだサーバーが公開されていないようで、うまく動きません。)


f:id:bs-android:20090911153043p:image





プロキシーなどの設定が出来るようになっています。今まではコマンドラインのオプションやエミュレータ起動後にAPN設定をいじるなどしないといけなかったので、GUIで設定できるのはありがたいですね。


f:id:bs-android:20090911154543p:image





About画面。正式名称は「Android SDK Updater」のようです。


f:id:bs-android:20090911154734p:image





エミュレータを起動したところ。


ボタンのスキン以外は今までと特に代わり映えありません。


f:id:bs-android:20090911153039p:image





待ち受け画面もほとんど変わっていませんが、検索ウィジェットの形が変わっています。ユニバーサル検索になっているようです。


f:id:bs-android:20090911153040p:image





エミュレータ内部についてはまた今度!





2009年9月5日土曜日



f:id:bs-android:20090904152543p:image


明日2009/9/5に京都GTUG主催のAndroid Hackathonが開催されます。


Hackathon開催中の模様はustreamのこのチャンネルで配信される予定です。


開催時間は午前10時~午後6時です。





また、Android Hackathon用のSkypeのオープンチャットも用意しました。


9/5のHackathon参加者の質問用に用意しましたが、Hackathon参加者以外でも気軽にご参加ください。


オープンチャットの参加はこちら





明日は京都GTUGのAndroid Hackathonです



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明日2009/9/5に京都GTUG主催のAndroid Hackathonが開催されます。


Hackathon開催中の模様はustreamのこのチャンネルで配信される予定です。


開催時間は午前10時~午後6時です。





また、Android Hackathon用のSkypeのオープンチャットも用意しました。


9/5のHackathon参加者の質問用に用意しましたが、Hackathon参加者以外でも気軽にご参加ください。


オープンチャットの参加はこちら





2009年9月3日木曜日



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2009/9/1に株式会社バンプール様より、弊社近藤が開発に携わったスポットメッセージというアプリがAndroid marketに登録されました。


ADC2(Android Developer Challenge 2)にも登録されています。


フリーなアプリケーションですので、お気軽にお試しください。


下記のQRコードを実機で読み取るとインストールが簡単です。


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今後のバージョンアップ次第で手順が変わるかもしれませんが、初回リリース時点の使い方を紹介します。





使い方


初回起動時にはアプリ紹介画面が出ます。


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この画面を抜けると以下のように設定画面が開きます。


f:id:bs-android:20090902163250p:image


ユーザー名を入力して「保存」ボタンを押して抜けましょう。





すると、以下のような画面になるので、新規作成を選んでみましょう。


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新規作成画面では、以下の3種類の操作を選ぶことが出来ます。


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スポットメッセージの送信

スポットメッセージを登録する為のリンクを含んだメールを送信する

マイリストに追加

自分用の場所リマインダとして登録する

スポットメッセージの共有

スポットメッセージを登録する為のリンクをインテントを使って他のアプリと共有する






3つのうちのどれかを選択するとメッセージを設置する場所を選択する為に地図が表示されます。


f:id:bs-android:20090902163254p:image





メニューキーを押すと、現在地を検出したり、地名を検索して場所を移動することが出来ます。


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渋谷を検索してみたところ


f:id:bs-android:20090902163256p:image





設置したい場所が画面内に収まったら、左上のボタンを押します。


f:id:bs-android:20090902163257p:image





設置したい場所をタップすると、設置する半径が出ます。+-ボタンで半径を変更できます。


f:id:bs-android:20090902163258p:image





OKボタンを押して抜けると、タイトルとメッセージ本文の入力画面になります。


※これは「マイリストに追加」を選んでいた場合の画面


f:id:bs-android:20090902163259p:image





そして「マイリストに追加」ボタンを押すと登録完了のダイアログが出て位置情報のチェックが始まり、ノティフィケーションバーにアイコンが表示されます。


f:id:bs-android:20090902163300p:image





マイリストから確認すると以下のようになっていることが確認できます。


f:id:bs-android:20090902163301p:image





設定した地点に到着して発動した時はノティフィケーションバーにびっくりマークが出るので、ノティフィケーションからびっくりマークを選択しても上記のような画面を確認することが出来ます。





上記の例はリマインダのような使い方ですが、場所に設定したメッセージを共有することが可能なところがポイントです。


スポットメッセージ自身も共有に対応しているので、「スポットメッセージの共有」を選んで、作成したメッセージの共有先をスポットメッセージ自身にすることで連鎖的なメッセージを作成することも可能です。


次の行き先を指示するオリエンテーションなどに使えるかもしれませんね。





開発者としては、今後どのような意外な使われ方をするのか楽しみです。





ADC2に登録されたバンプール様のスポットメッセージの応援をよろしくお願いいたします!





スポットメッセージがAndroid Marketにリリースされました



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2009/9/1に株式会社バンプール様より、弊社近藤が開発に携わったスポットメッセージというアプリがAndroid marketに登録されました。


ADC2(Android Developer Challenge 2)にも登録されています。


フリーなアプリケーションですので、お気軽にお試しください。


下記のQRコードを実機で読み取るとインストールが簡単です。


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今後のバージョンアップ次第で手順が変わるかもしれませんが、初回リリース時点の使い方を紹介します。





使い方


初回起動時にはアプリ紹介画面が出ます。


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この画面を抜けると以下のように設定画面が開きます。


f:id:bs-android:20090902163250p:image


ユーザー名を入力して「保存」ボタンを押して抜けましょう。





すると、以下のような画面になるので、新規作成を選んでみましょう。


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新規作成画面では、以下の3種類の操作を選ぶことが出来ます。


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スポットメッセージの送信

スポットメッセージを登録する為のリンクを含んだメールを送信する

マイリストに追加

自分用の場所リマインダとして登録する

スポットメッセージの共有

スポットメッセージを登録する為のリンクをインテントを使って他のアプリと共有する






3つのうちのどれかを選択するとメッセージを設置する場所を選択する為に地図が表示されます。


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メニューキーを押すと、現在地を検出したり、地名を検索して場所を移動することが出来ます。


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渋谷を検索してみたところ


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設置したい場所が画面内に収まったら、左上のボタンを押します。


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設置したい場所をタップすると、設置する半径が出ます。+-ボタンで半径を変更できます。


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OKボタンを押して抜けると、タイトルとメッセージ本文の入力画面になります。


※これは「マイリストに追加」を選んでいた場合の画面


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そして「マイリストに追加」ボタンを押すと登録完了のダイアログが出て位置情報のチェックが始まり、ノティフィケーションバーにアイコンが表示されます。


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マイリストから確認すると以下のようになっていることが確認できます。


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設定した地点に到着して発動した時はノティフィケーションバーにびっくりマークが出るので、ノティフィケーションからびっくりマークを選択しても上記のような画面を確認することが出来ます。





上記の例はリマインダのような使い方ですが、場所に設定したメッセージを共有することが可能なところがポイントです。


スポットメッセージ自身も共有に対応しているので、「スポットメッセージの共有」を選んで、作成したメッセージの共有先をスポットメッセージ自身にすることで連鎖的なメッセージを作成することも可能です。


次の行き先を指示するオリエンテーションなどに使えるかもしれませんね。





開発者としては、今後どのような意外な使われ方をするのか楽しみです。





ADC2に登録されたバンプール様のスポットメッセージの応援をよろしくお願いいたします!





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