2015年6月29日月曜日

腕、手首、指の動きで様々なデバイスをコントロールできるMyo。本記事ではこのMyoの特徴と、利用シーンを考えたいと思います。

▲[外部] Myo The Lab より抜粋


myoとは

myoは、 Thalmic Labs 社によって開発された、腕、手首、指の動きで様々なデバイスをコントロールできるアームバンドで、 手首や指の動きのトラッキングに筋電センサーが使われてるのが特徴です。

筋電センサーとは、筋肉を動かす時に発生する微小電圧を計測するセンサーのことで、この電圧で手首や指の動きを感知することができます。
またmyoは、加速度センサ、ジャイロスコープ、磁気センサも搭載しており、腕の向きや動きをトラッキングするのに使われます。
アウトプットとしては、充電や接続を知らせるLEDと、ジェスチャーが認識されたことを知らせるバイブレータを搭載。
端末との接続はBLEが使われています。

このmyoをパソコンやスマートフォンに接続しジェスチャーを行うことで、端末自体を動かしたり、さらに端末とつながっているデバイスなどをコントロールすることができるのです。

手のジェスチャーには下図のようなDoubleTap、FingerSpread、WaveOut、WaveIn、Fistといった5つのジェスチャーがプリセットで用意されています。

▲[外部] Myo Supportより抜粋

腕の動き(YAW)と、腕の回転(ROLL)、手首をそらす動き(PITCH)も取得できます。

▲[外部] Myo The Lab より抜粋

また開発者は、myoの生のEMGセンサデータを取得することができ、それを元にカスタムジェスチャーを創りだすこともできます。


myo SDKから取得できる情報

myo SDKが受け取れるイベントや、取れる値は下記の通り。

  • Myoが新しく加わった
  • Myoが切り離された
  • Myoと繋がった
  • Myoと切断された
  • Myoが腕につけられた
    • 使用者と腕の相対x軸
  • Myoが腕から外された
  • Myoがアンロックになった
  • Myoがロックされた
  • Myoがポーズを検出した
    • 通常のポーズ
    • こぶしのポーズ
    • 手首を内側に曲げたポーズ
    • 手首を外側に曲げたポーズ
    • 指を広げたポーズ
    • タブルタップ
    • 不明なポーズ
  • Myoが方向(回転)の変化を得た
    • 回転ベクトルのx成分
    • 回転ベクトルのy成分
    • 回転ベクトルのz成分
    • 回転のスカラー成分
  • Myoが加速度の変化を得た
    • ベクトルのx成分
    • ベクトルのy成分
    • ベクトルのz成分
    • ベクトルの長さ
  • Myoがジャイロスコープの変化を得た
    • ベクトルのx成分
    • ベクトルのy成分
    • ベクトルのz成分
    • ベクトルの長さ
  • MyoのRSSIを取得した

他のジェスチャーデバイスと比較して見えるMyoの特徴

Kinect、Leap Motionとの違い

▲[外部] Leap Motion より抜粋

KinectやLeap Motionといったデプスセンサーは、手の動きなどをセンシングすることができますが、センサーを机などに設置する必要があります。また、太陽の赤外線はセンシングにノイズを生むため、屋外での利用は厳しくなります。
Myoは腕に巻き付けるため、身につけたまま行動することができ、屋外でも利用ができるのが特徴です。

Ringとの違い

▲[外部] Ring ZERO Shiny White より抜粋

Ringは指先の動きを細かくトラッキングすることができますが、Ringをつけている指しかトラッキングできません。
Myoは着けている腕の方の指だけでなく手全体の動きをトラッキングすることができます。

Moffとの違い

▲[外部] Moff(モフ) より抜粋

Moffは腕をどの方向にどれくらいの早さで動かしたかをトラッキングすることができます。
Myoも同じことができますが、さらに手首の動きや、指のタップなどをトラッキングすることができます。
また、Moffは独自のアプリケーションを作ることができませんが、MyoはSDKが提供されており自由にアプリケーションを開発することができます。


Myoにしかできない使い方

他のジェスチャーデバイスと比べた場合、Myoの特徴は、動き回りながら利用できることと、手全体や手首を使ったジェスチャーができるところに長けていると言えます。
例えば野球、バスケットボールなど手首を使うスポーツのゲームコントローラーといった感じです。
投げるときの腕の振り、スナップの大きさ、指の本数、曲げ具合を認識し、本当に野球をするのと同じように変化球を投げることができます。


まとめ

Myoを実際に利用した感じでは、細かいアクションには向いていません。Moffのように元気に動きまわって使うシーンに向いている感じがしました。
Myoはすでに自由にアプリを作成できるSDKや、アプリを公開できるストアも用意されています。
みんながはしゃいで遊べて、新しい体験を与えるようなアプリを作ってみてはどうでしょうか。

[コラム] 筋電センサーアームバンド「myo」は、動き回りながらでも手の動きがトラッキングできるガジェット

腕、手首、指の動きで様々なデバイスをコントロールできるMyo。本記事ではこのMyoの特徴と、利用シーンを考えたいと思います。

▲[外部] Myo The Lab より抜粋


myoとは

myoは、 Thalmic Labs 社によって開発された、腕、手首、指の動きで様々なデバイスをコントロールできるアームバンドで、 手首や指の動きのトラッキングに筋電センサーが使われてるのが特徴です。

筋電センサーとは、筋肉を動かす時に発生する微小電圧を計測するセンサーのことで、この電圧で手首や指の動きを感知することができます。
またmyoは、加速度センサ、ジャイロスコープ、磁気センサも搭載しており、腕の向きや動きをトラッキングするのに使われます。
アウトプットとしては、充電や接続を知らせるLEDと、ジェスチャーが認識されたことを知らせるバイブレータを搭載。
端末との接続はBLEが使われています。

このmyoをパソコンやスマートフォンに接続しジェスチャーを行うことで、端末自体を動かしたり、さらに端末とつながっているデバイスなどをコントロールすることができるのです。

手のジェスチャーには下図のようなDoubleTap、FingerSpread、WaveOut、WaveIn、Fistといった5つのジェスチャーがプリセットで用意されています。

▲[外部] Myo Supportより抜粋

腕の動き(YAW)と、腕の回転(ROLL)、手首をそらす動き(PITCH)も取得できます。

▲[外部] Myo The Lab より抜粋

また開発者は、myoの生のEMGセンサデータを取得することができ、それを元にカスタムジェスチャーを創りだすこともできます。


myo SDKから取得できる情報

myo SDKが受け取れるイベントや、取れる値は下記の通り。

  • Myoが新しく加わった
  • Myoが切り離された
  • Myoと繋がった
  • Myoと切断された
  • Myoが腕につけられた
    • 使用者と腕の相対x軸
  • Myoが腕から外された
  • Myoがアンロックになった
  • Myoがロックされた
  • Myoがポーズを検出した
    • 通常のポーズ
    • こぶしのポーズ
    • 手首を内側に曲げたポーズ
    • 手首を外側に曲げたポーズ
    • 指を広げたポーズ
    • タブルタップ
    • 不明なポーズ
  • Myoが方向(回転)の変化を得た
    • 回転ベクトルのx成分
    • 回転ベクトルのy成分
    • 回転ベクトルのz成分
    • 回転のスカラー成分
  • Myoが加速度の変化を得た
    • ベクトルのx成分
    • ベクトルのy成分
    • ベクトルのz成分
    • ベクトルの長さ
  • Myoがジャイロスコープの変化を得た
    • ベクトルのx成分
    • ベクトルのy成分
    • ベクトルのz成分
    • ベクトルの長さ
  • MyoのRSSIを取得した

他のジェスチャーデバイスと比較して見えるMyoの特徴

Kinect、Leap Motionとの違い

▲[外部] Leap Motion より抜粋

KinectやLeap Motionといったデプスセンサーは、手の動きなどをセンシングすることができますが、センサーを机などに設置する必要があります。また、太陽の赤外線はセンシングにノイズを生むため、屋外での利用は厳しくなります。
Myoは腕に巻き付けるため、身につけたまま行動することができ、屋外でも利用ができるのが特徴です。

Ringとの違い

▲[外部] Ring ZERO Shiny White より抜粋

Ringは指先の動きを細かくトラッキングすることができますが、Ringをつけている指しかトラッキングできません。
Myoは着けている腕の方の指だけでなく手全体の動きをトラッキングすることができます。

Moffとの違い

▲[外部] Moff(モフ) より抜粋

Moffは腕をどの方向にどれくらいの早さで動かしたかをトラッキングすることができます。
Myoも同じことができますが、さらに手首の動きや、指のタップなどをトラッキングすることができます。
また、Moffは独自のアプリケーションを作ることができませんが、MyoはSDKが提供されており自由にアプリケーションを開発することができます。


Myoにしかできない使い方

他のジェスチャーデバイスと比べた場合、Myoの特徴は、動き回りながら利用できることと、手全体や手首を使ったジェスチャーができるところに長けていると言えます。
例えば野球、バスケットボールなど手首を使うスポーツのゲームコントローラーといった感じです。
投げるときの腕の振り、スナップの大きさ、指の本数、曲げ具合を認識し、本当に野球をするのと同じように変化球を投げることができます。


まとめ

Myoを実際に利用した感じでは、細かいアクションには向いていません。Moffのように元気に動きまわって使うシーンに向いている感じがしました。
Myoはすでに自由にアプリを作成できるSDKや、アプリを公開できるストアも用意されています。
みんながはしゃいで遊べて、新しい体験を与えるようなアプリを作ってみてはどうでしょうか。

2015年6月19日金曜日


Appleの開発者のイベント、WWDC2015に弊社からも参加いたしました。今回の勉強会ではWWDC2015の報告会とAppleWatchの新機能、そしてAutoLayoutの新機能やiOS9からiPadに搭載されるMultitaskingについて発表を行いました!


[コラム]WWDC2015報告会&iOS&AppleWatch勉強会を開催しました


Appleの開発者のイベント、WWDC2015に弊社からも参加いたしました。今回の勉強会ではWWDC2015の報告会とAppleWatchの新機能、そしてAutoLayoutの新機能やiOS9からiPadに搭載されるMultitaskingについて発表を行いました!


2015年6月9日火曜日


Appleが毎年開発しているWWDCが現地時間の6月9日から始まりました。
キーノートでは「Mac OS X」「iOS」「watchOS」のそれぞれのアップデート内容が発表されました。


引用(http://www.apple.com/live/2015-june-event/)

Mac OS X

次バージョンの名前はEl Capitanです。
余談ですが、El Capitanはヨセミテの中にあるようです。

メール

iOSのような操作でメールの削除などができるようになりました。
また、別窓(例えばウェブ画面)から作成中のメールに画像を添付することができるようになりました。

Safari

タブを左側に溜められるようになりました。
また、音声再生中ならば検索窓に音声を静音することができます。

検索

あいまい検索やスポーツ結果・天気なども検索できるようになりました。

2分割機能

文字通りウィンドウを2分割する機能です。
今まではサードパーティアプリを導入しなければならなかったので
個人的にはこの機能の追加は喜ばしいです。

メタル

昨年iOSに追加された機能がMacでも導入されます。

リリース時期

開発者版は本日から、一般向けベータ版は7月から、正式リリースは秋予定となっています。

引用(http://www.apple.com/live/2015-june-event/)

iOS

siri

あいまいな検索ワードでも結果が返ってくるようになりました。
デモでは去年撮った写真をsiriにお願いして表示していました。

プロアクティブアシスタント

登録していない番号からの着信でも着信相手を予測して表示するデモがありました。
こちらはAPIが用意されるようです。

ApplePay

導入店のカードの追加を発表し、来月からイギリスでも利用できるようです。
 

Wallet

Passbookアプリが廃止されて、Walletになります。

ノート

タイトルや本文、チャックボックスと写真、マップが追加できるようになりました。

マップ

公共機関が表示されるようになるようですがアップデート都市に日本の都市は見当たりませんでした。
 

ニュースアプリ

レイアウトなどが変更されましたがアメリカ、イギリス、オーストラリアから提供が開始されます。
 

iPad

キーボード

カット、ペースト、コピーがのショートカットが追加されました。

マルチタスク機能

1画面に2アプリが起動ができるようになりました。
また最大50:50のサイズで表示できます。
こちらはAPIが提供されて自動レイアウトで調整が必要なようです。
この発表を聞いてみんなオーという声を出していました。
世界中の人がマルチタスクで苦労しているということが分かった。


Swift2

機能強化が図られて今年中にオープンソースとして提供されます。
これを聞いて今日一番の盛り上がりでした。
 

リリース時期

開発者版は本日から、一般向けベータ版は7月から、正式リリースは秋予定となっています。


引用(http://www.apple.com/live/2015-june-event/)

watchOS

文字盤

写真やアルバムタイムラプスが表示できるようになりました。
   

タイムトラベル

デジタルクラウンを回して時計の時間を動かして予定を確認できます。

友達

グループ化が追加されました。
   

メール

返信ができるようになりました。
ただ返信方法は音声入力となっています。

通話

FaceTimeオーディオに対応されました。

API

WatchKit強化されました。
デジタルクラウン開放されました。
 

リリース時期

開発者版は本日から、正式リリースは秋予定となっています。  


One more thing...

内容はリーク通りの音楽配信サービスでした。
リークでみんな知っていたからか周りの反応は、はいはいという感じで早速片付けをして帰る人もいたぐらいでした。

まとめ

駆け足となりましたが、本日キーノートで発表された内容をお伝えさせていただきました。
例年のように新しいデバイスの発表はありませんでしたが、watchOS2は次のApple Watchへの期待が高まるアップデートだと思います。

現地速報 SwiftのOSS化を発表 in Apple WWDC 2015


Appleが毎年開発しているWWDCが現地時間の6月9日から始まりました。
キーノートでは「Mac OS X」「iOS」「watchOS」のそれぞれのアップデート内容が発表されました。


引用(http://www.apple.com/live/2015-june-event/)

Mac OS X

次バージョンの名前はEl Capitanです。
余談ですが、El Capitanはヨセミテの中にあるようです。

メール

iOSのような操作でメールの削除などができるようになりました。
また、別窓(例えばウェブ画面)から作成中のメールに画像を添付することができるようになりました。

Safari

タブを左側に溜められるようになりました。
また、音声再生中ならば検索窓に音声を静音することができます。

検索

あいまい検索やスポーツ結果・天気なども検索できるようになりました。

2分割機能

文字通りウィンドウを2分割する機能です。
今まではサードパーティアプリを導入しなければならなかったので
個人的にはこの機能の追加は喜ばしいです。

メタル

昨年iOSに追加された機能がMacでも導入されます。

リリース時期

開発者版は本日から、一般向けベータ版は7月から、正式リリースは秋予定となっています。

引用(http://www.apple.com/live/2015-june-event/)

iOS

siri

あいまいな検索ワードでも結果が返ってくるようになりました。
デモでは去年撮った写真をsiriにお願いして表示していました。

プロアクティブアシスタント

登録していない番号からの着信でも着信相手を予測して表示するデモがありました。
こちらはAPIが用意されるようです。

ApplePay

導入店のカードの追加を発表し、来月からイギリスでも利用できるようです。
 

Wallet

Passbookアプリが廃止されて、Walletになります。

ノート

タイトルや本文、チャックボックスと写真、マップが追加できるようになりました。

マップ

公共機関が表示されるようになるようですがアップデート都市に日本の都市は見当たりませんでした。
 

ニュースアプリ

レイアウトなどが変更されましたがアメリカ、イギリス、オーストラリアから提供が開始されます。
 

iPad

キーボード

カット、ペースト、コピーがのショートカットが追加されました。

マルチタスク機能

1画面に2アプリが起動ができるようになりました。
また最大50:50のサイズで表示できます。
こちらはAPIが提供されて自動レイアウトで調整が必要なようです。
この発表を聞いてみんなオーという声を出していました。
世界中の人がマルチタスクで苦労しているということが分かった。


Swift2

機能強化が図られて今年中にオープンソースとして提供されます。
これを聞いて今日一番の盛り上がりでした。
 

リリース時期

開発者版は本日から、一般向けベータ版は7月から、正式リリースは秋予定となっています。


引用(http://www.apple.com/live/2015-june-event/)

watchOS

文字盤

写真やアルバムタイムラプスが表示できるようになりました。
   

タイムトラベル

デジタルクラウンを回して時計の時間を動かして予定を確認できます。

友達

グループ化が追加されました。
   

メール

返信ができるようになりました。
ただ返信方法は音声入力となっています。

通話

FaceTimeオーディオに対応されました。

API

WatchKit強化されました。
デジタルクラウン開放されました。
 

リリース時期

開発者版は本日から、正式リリースは秋予定となっています。  


One more thing...

内容はリーク通りの音楽配信サービスでした。
リークでみんな知っていたからか周りの反応は、はいはいという感じで早速片付けをして帰る人もいたぐらいでした。

まとめ

駆け足となりましたが、本日キーノートで発表された内容をお伝えさせていただきました。
例年のように新しいデバイスの発表はありませんでしたが、watchOS2は次のApple Watchへの期待が高まるアップデートだと思います。

2015年6月5日金曜日

はじめに

BLEは省電力であることが最大の特徴ではありますが、使い方によっては電池の減りが早かったり
以外なな落とし穴に陥る場合があります。
今回は消費電力を下げるためのアプローチについて掲載いたします。

BluetoothSMARTデバイスをmbed で開発する(7)

はじめに

BLEは省電力であることが最大の特徴ではありますが、使い方によっては電池の減りが早かったり
以外なな落とし穴に陥る場合があります。
今回は消費電力を下げるためのアプローチについて掲載いたします。

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