SDK for NFCのライブラリのAPIを見る
SDK for NFCを使ったプログラムを作成するには、”felica_nfc_library.dll“というライブラリを使用します。ライブラリのAPIについて簡単にまとめます。
この内容はSDKに含まれるマニュアルに書かれていますので、詳しくはそちらを御覧ください。
APIアクセスの順序
簡単に図にまとめました。- felicalib_nfc_initialize
- felicalib_nfc_uninitialize
ライブラリの初期化と終了化をします。
- felicalib_nfc_open
- felicalib_nfc_close
R/Wのオープンとクローズをします。
- felicalib_nfc_start_poll_mode
- felicalib_nfc_stop_poll_mode
ポーリング(デバイス補足処理)の開始と終了をします。
- felicalib_nfc_start_dev_access
- felicalib_nfc_stop_dev_access
デバイス使用権の獲得と開放をします。
- felicalib_nfc_poll_and_start_dev_access
ポーリングの開始と同時にデバイス使用権の獲得をします。
- felicalib_nfc_thru
デバイスコマンドを発行します。
図に書かれていないAPI
- felicalib_nfc_select_device
- felicalib_nfc_deselect_device
デバイスのSELECTとDESELECTをします。
ドキュメントを読んでもこれ以上の文言がなく、使いどころが分かりません…。
start_dev_accessの説明を読むと”デバイスの使用権の獲得に成功した場合、デバイスはSELECT状態になります。」とあるので、このコマンドは使用しなくてもよいという認識です。
- felicalib_nfc_set_timeout
- felicalib_nfc_get_timeout
タイムアウトの設定と取得をします。
- felicalib_nfc_set_poll_callback_parameters
デバイス補足情報の通知情報を設定します。
デバイスを補足した際の情報はWindowメッセージを経由で取得します。
- felicalib_nfc_get_last_error
最後に発生したエラーを取得します。
- felicalib_nfc_start_logging
- felicalib_nfc_stop_logging
ログ出力の有効化と無効化をします。
2012-10-04 09:50 追記
FacebookにてFeliCaさんからselect_deviceに関して教えていただきました。ありがとうございます。
TypeA,TypeBデバイスに対して使うAPIだそうです。
詳細に関しては検証の後に更新したいと思います。
カスタマー開発部 山下智樹
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