2013年11月21日木曜日



本日、大阪IMPビルで開かれた、BluetoothSIG主催のBluetoothトレーニングイベントに参加してきました。

https://www.bluetooth.org/ja-jp/Pages/qualification-training-sessions.aspx

私自身BluetoothSIGのイベントに参加するのは初めてなのですが、BLEによる盛り上がりを受けてなのか、アジアでは東京、大阪、ソウル、上海と連続して本イベントが開かれ、BluetoothSIGが今回のイベントに非常に力を入れているのがわかりました。またこれ以降も、ブレイクスルー・アワード 2014(12/4受付締切、1/6結果発表)、1月にはCES、2月にはMWCとイベントが続きます。スポンサー企業を中心にこの流れを維持し、マーケットを開拓していこうというムードが伝わってきました。

ざっと、内容を記載します。

      前半      

BluetoothSIGからのあいさつ
  Marriot Winquist (Bluetooth SIG)

Bluetoothの基礎概観(Part1)
  Masamitsu Suzuki  (Texas Instruments)

  • Bluetoothの歴史
  • アーキテクチャの説明
  • プロファイルの説明
    • BR/EDR(クラシックBT)のプロファイル
    • BLEのプロファイル

Bluetoothの基礎概観(Part2)
  Masahiko Seki (MCPC/Sony)
  • GATT-Based Profile 概観

MCPC プレゼンテーション
 モバイルシステム検定試験の案内

 ※MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)は、
  モバイルコンピューティングの健全な発展のためと環境整備のために
  設立された組織で、研究機関、企業などにより運営されています。
  (http://www.mcpc-jp.org/

Texas Instruments プレゼンテーション
 自社商品「SensorTag」の紹介


      後半      

Interoperabiliy & Testing
  Sakai Itsuo (MCPC/TUV), Asami Yokoi(Frontline)

Qualification and Listing
  Takayuki Shimada (UL vs Ltd)

Frontline社アナライザの紹介

Ellisys社のアナライザ紹介

BluetoothSIGのマーケティングプログラムの紹介
 再びMarriotさん


以上。

前半のアーキテクチャやプロファイルは、一度アンドロイドのミドル層のBluetoothの開発に携わったこともあり、だいたい知っていましたので、「ああ、そうだったなあ」と忘れてた記憶が呼び起されて、いい復習になりました。HIDプロファイルは、単なる土管で、実装者はUSBのHIDファンクションを使わないといけないということをおっしゃっていて、以前からUSBのHIDと、BluetoothのHIDは似てるけど同じものなの?と思っていたのですが、そのなぞが解けました。

これから様々なGATTベースのプロファイルがBLEで導入されるらしいです。世の中に出回っていないものはまだBluetoothSIGのワーキンググリープ内で検討中らしいです。講演で紹介されていたそのようなプロファイルの中に、「Indoor Positionning」というプロファイルがありました。BLEを使った測位は、このブログの中でも取り組んでいますが、電波の精度に問題があります。しかし、BluetoothSIGの中で検討されているということはまだまだあきらめてはいけないという気になりますね。

後半になると、会場の雰囲気が変わりました。みなメモをとるぞ~という体勢になりました。私もそうなのですが、みなBluetoothの認証試験の仕組みややり方を知りたがっていたのでしょう。最初のSakaiさんの説明は、わかっている人には非常に詳しく、ノウハウが詰まった内容となっていたのでしょうが、私には使用している言葉(Componentとか、Subsystemとかいう言葉)が理解できず、ほとんど頭に入ってきませんでした。ただし、次の嶋田さんのレクチャーは、まずComponentやSubsystemという言葉の説明からされていたので、とてもわかりやすかったです。Sakaiさんと嶋田さんの順番が逆だったなら、Sakai さんの説明がよくわかっただろうなあ、と思いました。残念です。

トレーニングとは関係ありませんが、お昼に参加者全員分のお弁当が用意されていたのには驚きました。おかげでお昼代が浮きました。また、午前と午後に15分ほどの休憩時間が入ったのですが、コーヒーが用意されていました。単純に、BluetoothSIGっていいね!って思いました。ほんと。

今回は、BluetoothSIGの方たちの意気込みを感じることができ、たいへん貴重な体験となりました。iBeaconをとっかかりにこのブログを始めましたが、iBeaconという枠組みが非常に小さな枠組みであることを痛感しました。iBeaconは、Appleの作ったiOSのLocation機能の一部です。BLEの波はそれよりもずっと広大で、スマートフォン、ウェアラブル、家電などを巻き込んでいくものです。BLEの未来は明るいです。

追記

正直言って、iBeaconだけではネタが尽きかけていたので、今後はBLEに視野を広げブログ更新していきます。


[コラム] Bluetooth トレーニングイベントに参加してきました。



本日、大阪IMPビルで開かれた、BluetoothSIG主催のBluetoothトレーニングイベントに参加してきました。

https://www.bluetooth.org/ja-jp/Pages/qualification-training-sessions.aspx

私自身BluetoothSIGのイベントに参加するのは初めてなのですが、BLEによる盛り上がりを受けてなのか、アジアでは東京、大阪、ソウル、上海と連続して本イベントが開かれ、BluetoothSIGが今回のイベントに非常に力を入れているのがわかりました。またこれ以降も、ブレイクスルー・アワード 2014(12/4受付締切、1/6結果発表)、1月にはCES、2月にはMWCとイベントが続きます。スポンサー企業を中心にこの流れを維持し、マーケットを開拓していこうというムードが伝わってきました。

ざっと、内容を記載します。

      前半      

BluetoothSIGからのあいさつ
  Marriot Winquist (Bluetooth SIG)

Bluetoothの基礎概観(Part1)
  Masamitsu Suzuki  (Texas Instruments)

  • Bluetoothの歴史
  • アーキテクチャの説明
  • プロファイルの説明
    • BR/EDR(クラシックBT)のプロファイル
    • BLEのプロファイル

Bluetoothの基礎概観(Part2)
  Masahiko Seki (MCPC/Sony)
  • GATT-Based Profile 概観

MCPC プレゼンテーション
 モバイルシステム検定試験の案内

 ※MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)は、
  モバイルコンピューティングの健全な発展のためと環境整備のために
  設立された組織で、研究機関、企業などにより運営されています。
  (http://www.mcpc-jp.org/

Texas Instruments プレゼンテーション
 自社商品「SensorTag」の紹介


      後半      

Interoperabiliy & Testing
  Sakai Itsuo (MCPC/TUV), Asami Yokoi(Frontline)

Qualification and Listing
  Takayuki Shimada (UL vs Ltd)

Frontline社アナライザの紹介

Ellisys社のアナライザ紹介

BluetoothSIGのマーケティングプログラムの紹介
 再びMarriotさん


以上。

前半のアーキテクチャやプロファイルは、一度アンドロイドのミドル層のBluetoothの開発に携わったこともあり、だいたい知っていましたので、「ああ、そうだったなあ」と忘れてた記憶が呼び起されて、いい復習になりました。HIDプロファイルは、単なる土管で、実装者はUSBのHIDファンクションを使わないといけないということをおっしゃっていて、以前からUSBのHIDと、BluetoothのHIDは似てるけど同じものなの?と思っていたのですが、そのなぞが解けました。

これから様々なGATTベースのプロファイルがBLEで導入されるらしいです。世の中に出回っていないものはまだBluetoothSIGのワーキンググリープ内で検討中らしいです。講演で紹介されていたそのようなプロファイルの中に、「Indoor Positionning」というプロファイルがありました。BLEを使った測位は、このブログの中でも取り組んでいますが、電波の精度に問題があります。しかし、BluetoothSIGの中で検討されているということはまだまだあきらめてはいけないという気になりますね。

後半になると、会場の雰囲気が変わりました。みなメモをとるぞ~という体勢になりました。私もそうなのですが、みなBluetoothの認証試験の仕組みややり方を知りたがっていたのでしょう。最初のSakaiさんの説明は、わかっている人には非常に詳しく、ノウハウが詰まった内容となっていたのでしょうが、私には使用している言葉(Componentとか、Subsystemとかいう言葉)が理解できず、ほとんど頭に入ってきませんでした。ただし、次の嶋田さんのレクチャーは、まずComponentやSubsystemという言葉の説明からされていたので、とてもわかりやすかったです。Sakaiさんと嶋田さんの順番が逆だったなら、Sakai さんの説明がよくわかっただろうなあ、と思いました。残念です。

トレーニングとは関係ありませんが、お昼に参加者全員分のお弁当が用意されていたのには驚きました。おかげでお昼代が浮きました。また、午前と午後に15分ほどの休憩時間が入ったのですが、コーヒーが用意されていました。単純に、BluetoothSIGっていいね!って思いました。ほんと。

今回は、BluetoothSIGの方たちの意気込みを感じることができ、たいへん貴重な体験となりました。iBeaconをとっかかりにこのブログを始めましたが、iBeaconという枠組みが非常に小さな枠組みであることを痛感しました。iBeaconは、Appleの作ったiOSのLocation機能の一部です。BLEの波はそれよりもずっと広大で、スマートフォン、ウェアラブル、家電などを巻き込んでいくものです。BLEの未来は明るいです。

追記

正直言って、iBeaconだけではネタが尽きかけていたので、今後はBLEに視野を広げブログ更新していきます。


2013年11月18日月曜日

2013年11月8日金曜日

2013年11月4日月曜日

11月2日(土)に、スマベン(=スマートフォン勉強会)関西が開かれました。

http://sumaben.jp/?KansaiSpecial05BLE

今回は、メインスピーカーに上原昭宏氏を迎えて、Bluetooth Low Energyの勉強会をするということで私も参加してきました。

参加者はハードウェアの製造をされる方からソフト開発者、ウェブサービス開発者、マスコミ関係者まで幅広く、マッシュアップが非常に期待される顔ぶれでした。それほどBLE/iBeaconに対する各分野からの関心が高いということでしょう。

[コラム] スマベン関西に参加してきました。

11月2日(土)に、スマベン(=スマートフォン勉強会)関西が開かれました。

http://sumaben.jp/?KansaiSpecial05BLE

今回は、メインスピーカーに上原昭宏氏を迎えて、Bluetooth Low Energyの勉強会をするということで私も参加してきました。

参加者はハードウェアの製造をされる方からソフト開発者、ウェブサービス開発者、マスコミ関係者まで幅広く、マッシュアップが非常に期待される顔ぶれでした。それほどBLE/iBeaconに対する各分野からの関心が高いということでしょう。

2013年11月2日土曜日

2013年11月1日金曜日



f:id:bs-android:20131024185958j:image

Android 4.4 Kitkatが発表されました。本記事では速報として概要をお届け致します。

※前編に続いて、詳細機能の概要です。

[コラム] Android4.4 Kitkat 速報(コンシューマ向けハイライト・後編)



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Android 4.4 Kitkatが発表されました。本記事では速報として概要をお届け致します。

※前編に続いて、詳細機能の概要です。

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