Firefox OS App Daysが始まりました。
本日のイベントスケジュールは下記のようになっています。
- 8:30am - 9:00am. Registration. Coffee, light breakfast.
- 9:00am - 9:25am. Deutsche Telekom Who?, Lou Schreier, VP, Portfolio Development and Technology Innovation, Deutsche Telekom, Silicon Valley Innovation Center
- 9:25 - 9:45. "T-Mobile" a case study of the "Un-Carrier", Michael Niemann, Director, Strategic Planning & New Business Development, T-Mobile US
- 10:00am - 10:30am. Introduction to Firefox OS, Andreas Gal, Director of R & D, Mozilla
- 10:30am - 11:15am. Building Apps for Firefox Marketplace, Matthew "Potch" Claypotch, Firefox Marketplace Developer
- 11:15am - 11:45am. Design Patterns & Best Practices for Mobile Apps, Maureen Hanratty, Interaction Designer, Firefox Marketplace
- 11:45 - 12:00. Announcements.
- 12:00 - 1:00pm Lunch.
- 1-5pm: App Hacking
- 5:30pm -7pm: Demos & Drinks.
まずは、はじめのセッションはドイツテレコムのLou Schreierさんから。
現在のスマートフォンの取り巻く環境の回線の話をしていました。
やはり、流行のNFCの話とFirefoxOSのAPI(NFC用)を用いたデモを行っていました。端末はNexus
SのB2G(Boot to Gecko)で行っていましたが、残念ながら、うまく動作せずに終わってしまいました。
こちらもNFCのAPIの説明です。
次は、T-mobileのMichael Niemannさんのセッション。
2013年はLTEを普及させ、4G回線がStandardになるように願っているとのことです。
また、HTML5が使用できる端末が10億台を超えると予想しており、
Firefox OSは、既存のOSを混乱させるぐらいの影響がある可能性があるとし、
今後、通信キャリアとしてだけでなく、コンテンツ事業にも力を入れているT-mobileとしては、Firefox OSに非常に注目しているとのことでした。
続いて、mozillaのAndreas Galさんから
mozillaが目指す、OpenWebについてのセッション。
クロスデバイスのプラットフォームとして機能するHTML5と
そのHTML5アプリを展開し、特定の企業やデバイスに依存しないfirefox OS マーケット、
そしてそのアプリをより効率よく動かすためのFirefox OS でより、
開かれたWebの世界を作っていこう、
といったようなお話でした。
セッションの中で最近のOSと、FireFox OS(B2G)との違いについて話があり
NATIVE API Layerを無くしたことで、小さく速くなったようです。
続いて、Matt ”Potch” Claypotchさんから
Firefox OS App制作について、APIや制作Tips等の説明。
最後のセッションでは、デザイナーのMaureen Hanrattyさんから
Firefox OSのUIデザインの考え方について説明を行ってくれました。
UIデザインに関してはこちらの記事に詳しく書かれています。
https://blog.mozilla.org/ux/2012/09/mozcamp-warsaw-design-principles-behind-firefox-os-ux/
以上で午前中のセッションは終了。
Lunch休憩を挟み、午後からはApp Hackingとなります。
App Hackingの様子です。
思い思いに作業を行っています。
アプリの発表を行うプロジェクトの方々が名前の記載を行っている様子です。
発表するプロジェクトチームと名前です。
どんなアプリが出来上がったのでしょうか。
以下がアプリの発表風景です。
まとめ
全体的に新しい技術等の発表はなく、正直期待外れでした。
また、 App Hackingで発表されたアプリも、Firefox OSでしかできないと言うものは一つもなく、
HTML5を使用したアプリのみでした。今後に期待??
最新のB2Gをコンパイルして、Galaxy Nexusにロードし、確認しましたが、densityの違いによる
アイコンサイズ違いや、アプリのリソースによる画面サイズ違いが多々あり、アンドロイドのような
画面サイズが違うような複数デバイスでの製品までの道のりはかなり険しそうに思いました。
しかし、悪いところばかりでは無く、起動時間は既存のAndroidと比べるとかなり速かったです。
結局、Firefox OS App Daysで最後に締めくくっていた言葉のように今後どのようになるかは
「アプリ開発者次第」だと思いますし、経験者が少ない今こそがチャンスだと思います。
興味がある方は是非committerを目指して、よりよいFirefox OSを目指すべく一度お試しください。
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