2014年2月20日木曜日



Glassを身につけている人の視線(カメラプレビュー)をリアルタイムに共有できたらとても便利と思いませんか?

更にお互いに何かのアクションをやりとりできたらどんなに素敵でしょう。さまざまな仕事やエンターテイメントに応用できるはずです。

ということで、Glass の視線をiPadで共有し、ついでに、iPadからGlassに対して指示を送るサンプルを作ってみました。「ここを見て!」という指示が飛ぶようにします。



アプリの流れは以下のようになります。


GoogleGlassの視線(カメラプレビュー)をiPad でリアルタイムに共有して、かつ、指示を送ってみる その一



Glassを身につけている人の視線(カメラプレビュー)をリアルタイムに共有できたらとても便利と思いませんか?

更にお互いに何かのアクションをやりとりできたらどんなに素敵でしょう。さまざまな仕事やエンターテイメントに応用できるはずです。

ということで、Glass の視線をiPadで共有し、ついでに、iPadからGlassに対して指示を送るサンプルを作ってみました。「ここを見て!」という指示が飛ぶようにします。



アプリの流れは以下のようになります。


2014年2月14日金曜日



以前GDKでActivityを多様することは本体の発熱量が高くなるに少し触れましたが、今回はその発熱対策として放熱板の取り付けを行ってみました。

元々Google Glassには既存で放熱板が取り付けられています。

しかしコストの高いアプリを作成し、動作を続けるとタップやスワイプなどを行う右側部分(装着時)のフレームの発熱が非常に高くなることがわかりました。


f:id:bs-android:20140213193033j:image:w360



ピンク:既存の耐熱板。Glassフレームを囲うように装着してある。

 :発熱が最も高い部分。今回はここに自作の耐熱板を装着する。




少し温かくなる程度であれば問題ないのですが、カメラ機能を使い続けるようなコストの高いアプリを動作させ続けると、Glassをかけ続けることも辛いほどの発熱量となります。

そこで既存の放熱板だけでは不足な発熱の対策としてオリジナルの放熱板を取り付けることを試みました。




用意したもの




  • 熱伝導性シリコン

  • 熱伝導性接着剤

  • コイン

  • プラスチックの線

  • ハサミ

  • ペンチ

f:id:bs-android:20140213193034j:image:w360







手順


1)シリコンを発熱対策を行いたいフレームのサイズに合わせてカットし、熱伝導性の接着剤を使い重ね合わせます。

f:id:bs-android:20140213193035j:image:w360




2)更に放熱度をあげるため、重ねたシリコンの間にコインを挟みます。

f:id:bs-android:20140213193036j:image:w360




3)2)で作成したものをGlassの放熱を行いたい部分に装着します。

このとき、放熱板とGlassに隙間ができると放熱効果が下がるため、しっかり密着させることが重要。

f:id:bs-android:20140213193037j:image:w360







装着イメージ


f:id:bs-android:20140213193038j:image:w360

放熱板を装着したことによる違和感は特に気にならず。







成果


オリジナルの放熱板を取り付けることにより、以前に感じていた発熱を抑えることができました。

またカメラビューを使い続けるようなアプリをGlassで動作させ続けた際の動作時間を以前の約倍近くまで延ばすことができました。







今回苦労した点


Glassに放熱板の密着度を意識しながら取り付けたことぐらいです。

ですが、これが重要です!!!!




今回の放熱板の取り付けにより発熱対策は行いましたが、より多様な機能を搭載したアプリを開発するには設計段階からの省エネ対策が必要となります。




[Tips] Google Glassの発熱対策



以前GDKでActivityを多様することは本体の発熱量が高くなるに少し触れましたが、今回はその発熱対策として放熱板の取り付けを行ってみました。

元々Google Glassには既存で放熱板が取り付けられています。

しかしコストの高いアプリを作成し、動作を続けるとタップやスワイプなどを行う右側部分(装着時)のフレームの発熱が非常に高くなることがわかりました。


f:id:bs-android:20140213193033j:image:w360



ピンク:既存の耐熱板。Glassフレームを囲うように装着してある。

 :発熱が最も高い部分。今回はここに自作の耐熱板を装着する。




少し温かくなる程度であれば問題ないのですが、カメラ機能を使い続けるようなコストの高いアプリを動作させ続けると、Glassをかけ続けることも辛いほどの発熱量となります。

そこで既存の放熱板だけでは不足な発熱の対策としてオリジナルの放熱板を取り付けることを試みました。




用意したもの




  • 熱伝導性シリコン

  • 熱伝導性接着剤

  • コイン

  • プラスチックの線

  • ハサミ

  • ペンチ

f:id:bs-android:20140213193034j:image:w360







手順


1)シリコンを発熱対策を行いたいフレームのサイズに合わせてカットし、熱伝導性の接着剤を使い重ね合わせます。

f:id:bs-android:20140213193035j:image:w360




2)更に放熱度をあげるため、重ねたシリコンの間にコインを挟みます。

f:id:bs-android:20140213193036j:image:w360




3)2)で作成したものをGlassの放熱を行いたい部分に装着します。

このとき、放熱板とGlassに隙間ができると放熱効果が下がるため、しっかり密着させることが重要。

f:id:bs-android:20140213193037j:image:w360







装着イメージ


f:id:bs-android:20140213193038j:image:w360

放熱板を装着したことによる違和感は特に気にならず。







成果


オリジナルの放熱板を取り付けることにより、以前に感じていた発熱を抑えることができました。

またカメラビューを使い続けるようなアプリをGlassで動作させ続けた際の動作時間を以前の約倍近くまで延ばすことができました。







今回苦労した点


Glassに放熱板の密着度を意識しながら取り付けたことぐらいです。

ですが、これが重要です!!!!




今回の放熱板の取り付けにより発熱対策は行いましたが、より多様な機能を搭載したアプリを開発するには設計段階からの省エネ対策が必要となります。




2014年2月13日木曜日


2014年2月の日本アンドロイドの会定例会に参加してきました。

https://www.android-group.jp/event/event28.html

iBeaconとはどんなもので、アンドロイドで実現する場合に注意すべきことは何かなどを、この方面で活躍されている方を招いて勉強するという内容でした。

まず、今度の2/15、16に会津でBLEハッカソンを企画されている、Aka Beacon で有名なGClue の佐々木陽氏が、iBeacon とは、UUID、Major、Minor でビーコンを区別し、Immediate/Near/Far/Unknown などの近さが取得できるものですよ、ということを自作したデバイスを使ってデモを行いながら、非常に軽やかに説明されました。

また、iOSのバックグラウンド処理についても触れて、アプリがバックグラウンドにいてもRegion IN/OUTのイベントを受信でき、15秒間は動作可能ということも述べられていました。結局、もっとバックグラウンド動作を伸ばす方法はあるみたいですが…。

アンドロイドは、各アプリがビーコンを監視する部分を独自でもつため、ビーコンを利用するアプリが立ち上がるほど、電力消費が大きくなるとのこと。対して、iOSは、フレームワーク部分がビーコンの監視を行ってくれているので、ビーコンを使うアプリがたくさんいても省電力になっているとのこと。だから、アンドロイドでもビーコンを扱うサービスを作り、省電力な設計を行う必要があるとおっしゃっていました。

あとは、エコシステム、Appcessoryを中心とする最近のビジネス状況について、BLEデバイスのモジュール化のベンチャーが増えていることなどを説明してくれました。

続いて、Applixで研究開発をされている日向さんがビーコンの電波特性について、非常にわかりやすく解説してくれました。屋内測位をやっていると、電波特性というものに敏感になるもので、なんでこんなに状況によって電波強度がかわるのか深く知りたくなってきます。日向さんの調べたところによると、床や壁などに当たって跳ね返ってくる反射波との干渉により、場所によって電波の強弱が変わってしまうということです。また、電波強度と距離の関係式も、2、3mくらいまでなら大体合っているが、距離が遠くなるに連れて、実際の値とのずれが大きくなってくるとのこと。屋内測位をやったときもFarのビーコンは無視すると非常にうまく行きましたから、納得です。日向さんの考えでは、RSSIからもとめる距離の精度も対数をとった値なら実用に耐えられるのでは、とのこと。

あとのお二人は、iBeaconを使った事例でした。

元頓知ドットさんのおでかけスクラップサービス"tab"は、失敗事例などいくつか紹介しており、非常に参考になりました。

残念ながら、帰阪するため参加できたのはここまででした。

iBeaconでブームとなったBLEの流れですが、アンドロイドでちゃんとしたサービスが展開されるのはまだまだ先なのかなという印象を受けました。

[コラム] 日本アンドロイドの会2月定例会に参加してきました。


2014年2月の日本アンドロイドの会定例会に参加してきました。

https://www.android-group.jp/event/event28.html

iBeaconとはどんなもので、アンドロイドで実現する場合に注意すべきことは何かなどを、この方面で活躍されている方を招いて勉強するという内容でした。

まず、今度の2/15、16に会津でBLEハッカソンを企画されている、Aka Beacon で有名なGClue の佐々木陽氏が、iBeacon とは、UUID、Major、Minor でビーコンを区別し、Immediate/Near/Far/Unknown などの近さが取得できるものですよ、ということを自作したデバイスを使ってデモを行いながら、非常に軽やかに説明されました。

また、iOSのバックグラウンド処理についても触れて、アプリがバックグラウンドにいてもRegion IN/OUTのイベントを受信でき、15秒間は動作可能ということも述べられていました。結局、もっとバックグラウンド動作を伸ばす方法はあるみたいですが…。

アンドロイドは、各アプリがビーコンを監視する部分を独自でもつため、ビーコンを利用するアプリが立ち上がるほど、電力消費が大きくなるとのこと。対して、iOSは、フレームワーク部分がビーコンの監視を行ってくれているので、ビーコンを使うアプリがたくさんいても省電力になっているとのこと。だから、アンドロイドでもビーコンを扱うサービスを作り、省電力な設計を行う必要があるとおっしゃっていました。

あとは、エコシステム、Appcessoryを中心とする最近のビジネス状況について、BLEデバイスのモジュール化のベンチャーが増えていることなどを説明してくれました。

続いて、Applixで研究開発をされている日向さんがビーコンの電波特性について、非常にわかりやすく解説してくれました。屋内測位をやっていると、電波特性というものに敏感になるもので、なんでこんなに状況によって電波強度がかわるのか深く知りたくなってきます。日向さんの調べたところによると、床や壁などに当たって跳ね返ってくる反射波との干渉により、場所によって電波の強弱が変わってしまうということです。また、電波強度と距離の関係式も、2、3mくらいまでなら大体合っているが、距離が遠くなるに連れて、実際の値とのずれが大きくなってくるとのこと。屋内測位をやったときもFarのビーコンは無視すると非常にうまく行きましたから、納得です。日向さんの考えでは、RSSIからもとめる距離の精度も対数をとった値なら実用に耐えられるのでは、とのこと。

あとのお二人は、iBeaconを使った事例でした。

元頓知ドットさんのおでかけスクラップサービス"tab"は、失敗事例などいくつか紹介しており、非常に参考になりました。

残念ながら、帰阪するため参加できたのはここまででした。

iBeaconでブームとなったBLEの流れですが、アンドロイドでちゃんとしたサービスが展開されるのはまだまだ先なのかなという印象を受けました。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...