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アプリケーション概要
スマートフォンといえば、Googleマップ。このアプリのお陰で迷子にならなくなりました。
家に居ても、3Dマップ表示で世界中旅するのも楽しいです。
ただ、外出中に使用することが多く、どうしても電池の消費が気になりますね。
Android Market : http://market.android.com/details?id=com.google.android.apps.maps
Version : 5.12.0
計測条件
・SIMカード:なし (3G通信なし)
・壁紙設定:壁紙
・Wi-Fi設定:ON
・Bluetooth設定:OFF
・GPS設定:OFF
・NFC設定:OFF
・バックグラウンドシンク設定:OFF
・現在地情報:無線ネットワークを使用 ON、GPS機能を使用 OFF
プロセスとサービスの使用数
プロセス | 1 |
サービス | 2 |
アプリケーション起動中の使用機能
機能 | 使用 |
ネットワーク通信 | ○ |
GPS | ○ |
WIFI制御 | ○ |
バッテリー情報取得 | × |
Bluetooth | × |
カメラ起動 | × |
NFC | ○ |
WakeLock使用 | ○ |
アプリケーション起動時の電力測定
Google マップ起動中の波形です。
WiFi設定ON中の待ち受け画面 よりも波形が乱れ、一定間隔で0.300Aを超えていることがわかります。
現在地表示中の波形です。
通常マップ表示中とあまり変わりませんでした。
現在地でかつ3D表示中の波形です。
常に0.300Aを超え、明らかに消費電力が上がっていることがわかります。
端末を持つ手が少しでも揺れると、画面も揺れてしまいます。
3D表示を行うために、センサー系がフル稼働していることも原因の一つだと考えられます。
スクリーンOFF時の電力測定
Googleマップ起動中にスクリーンOFFした波形です。
通常マップ表示、現在地表示、現在地3D表示ともに以下のような波形でした。
考察
オシロスコープの波形をみると、マップの現在地3D表示中の消費電力が明らかに高いことがわかりました。
XYZの3軸の値からマップ表示を行う際、計算量が増加するのに加え、頻繁に画面更新しているのが原因の1つだと考えられます。
ただ、スクリーンOFFになるとWiFi設定ON中の波形と変わらないことから、無駄な電力消費を行っていないのはさすがGoogle純正アプリだと思いました。
外出中の「3D表示」には気をつけよう。