http://sumaben.jp/?KansaiSpecial05BLE
今回は、メインスピーカーに上原昭宏氏を迎えて、Bluetooth Low Energyの勉強会をするということで私も参加してきました。
参加者はハードウェアの製造をされる方からソフト開発者、ウェブサービス開発者、マスコミ関係者まで幅広く、マッシュアップが非常に期待される顔ぶれでした。それほどBLE/iBeaconに対する各分野からの関心が高いということでしょう。
上原氏は、iPhoneと接続するハードウェアの研究をされている、個人で活動されている方です。人間の視神経に直接電極を刺して、人口的な網膜を作るという研究で大阪大学の工学博士をとっておられるとのこと。こう書くと堅苦しい人間のように感じますが、実際にはプレゼンテーションのところどころで萌えキャラを使うなど非常におちゃめな人のようです。彼のブログにはBLEやiBeaconについて非常に詳しい内容が記載されており、たいへん参考になります。今回の講演内容はそのブログで語られていることがメインでした。
以下、私のメモです。
Bluetooth Low Energyのおすすめの本
残念ながらBLEについての日本語の良書はまだないとのこと。
現在出回っているBLE開発のための製品
- Nordic semiconductor ANT+ <--> BLE
- SBBLE(サブレー)=PIC+BTSTACK+BTドングル(計4000円くらい)
- KONASHI回路 SDK
- MOUSER BLE開発キット 1万円くらい
BLEに関してよくある誤解
Bluetooth Low Energyでは大容量データは送れない。
=> 以下の違いを理解しておくことは基本:
BT 3.0 + Low Energy -> デュアルモード・デバイス (Bluetooth Smart Ready)
BT Low Energy -> シングルモード・デバイス (Bluetooth Smart)
音声データを送りたい、高速通信を行いたい場合は、クラシックBTを使う。
アプセサリ(Appcessory)
BluetoothSIGでも使用されているアプリとアクセサリをくっつけた造語。BLEは、ペリフェラル側のBLEデバイス(アクセサリ)と、セントラル側のアプリがあってはじめて機能するため、それらをワンセットにした概念を表すために作られた。
アプセサリ利用場面
- 個人持ち、フィットネスと時計的
- ソーシャル系、鍵とか自転車の共有
- IO拡張系、フィジカルコンピューティング
- iBeacon、雰囲気エリア系
おもしろハード
ゴキブリを操縦できるなんてだれがそんなこと考える?!
Passbook
Passbookに関してはこのブログでも少し触れましたが、上原氏はかなり関心が高いようです。講演では、Passbookの使い方も紹介されていました。ユーザーにとっては確かに面倒な手続きが多そうです。
シームレスなネットワーク接続を実現
以上、メモ書きでした。単語の羅列になっているところもあるのでなんのこっちゃ伝わらないと思いますが、あくまでメモなので。。。
私もLTでこのブログで紹介した測位の話を簡単に行ったのですが、反応がいまいちでした。みなさんそれほど測位に対しては期待されていないのでしょうかね。
とは言え、BLEにはまだまだいろいろな可能性が考えられると思います。頭を柔軟にしておくことが大事なんでしょうね。
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