ビーコンって何を考えてるんでしょうね?聞いてみたいと思いませんか?
と、唐突に書き始めてしまいました。開発のやりすぎで頭がおかしくなったのでしょうか? いえ、そうではなくて、今回は、ビーコンの近さに応じて、再生する音の大きさを変えてみようというお話です。でも、それはまるで、ビーコンが「近づいたよ〜」「遠のいたよ〜」と言っているように聞こえるので、結構、たのしいのです。(実際には、電波が強くなったよ〜、ですが。。。)
では、さっそく作って行きます。
1.ボタンを押したら、曲を再生する、というところまでを作ります。xcodeのプロジェクト(BeaconVoiceという名前にしました)を作成し、AVFoundation.frameworkを追加します。また、"sounds"というフォルダを作成し、そこに用意したMP3ファイルをおきます(図参照)。
画面はこんな感じ(図参照)。
しょぼいですね〜。音量と電波受信強度のラベルだけはつけときました。
ソースコードは、こんな感じです。(STARTボタンを押すと、曲が再生されて、もう一度押すと、停止する、という動きにしてます。)
ViewController.m
はい、では、次行きましょう。
2.CoreLocation.frameworkをセットして、ビーコンを受信できるようにします。この辺りは、このブログで何回か紹介してますので、コードだけ載っけます。
ViewController.hのプロパティ
ViewController.mのViewDidLoadの中
ViewController.mの中のLocationManagerのデリゲート処理
はい、できました!
では、実行の様子をお聴きください...。
ああ、残念です。音声がお伝えできない。
音量は、0.0〜1.0までの値です。RSSIの値は、-90〜-58にしています。つまり、この画像では、最大値になっています。iPhoneもビーコンもスクリーンショットを撮った開発環境のPCに接続しているので無理ないですね。では、ちょっとビーコンを遠くへ離してみます。
か、かすかに音が聞こえます。そして、ときどき、ゴハッって感じで音が大きくなります。まるで溺れかけの人のように。おおお、いい感じでビーコンの声が聞こえてますね。
まとめ
もともとビーコンの電波がどれくらい不安定なのか知りたく思い、音で体感できるようにしたかっただけなのですが、なかなかいい感じで確認できることがわかりました。例えるなら、トンネルに入ったときのラジオの音でしょうか?でも、ビーコンに近いときは、安定して聴けます。
応用として、ある範囲では、クラシック、ある範囲では、ジャズなど、特定の範囲でだけ特定の音楽が聴けるとかのサービスができそうですね。
(おわり)
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