2013年12月19日木曜日

ビーコンの声を聞いてみよう!


ビーコンって何を考えてるんでしょうね?聞いてみたいと思いませんか?

と、唐突に書き始めてしまいました。開発のやりすぎで頭がおかしくなったのでしょうか? いえ、そうではなくて、今回は、ビーコンの近さに応じて、再生する音の大きさを変えてみようというお話です。でも、それはまるで、ビーコンが「近づいたよ〜」「遠のいたよ〜」と言っているように聞こえるので、結構、たのしいのです。(実際には、電波が強くなったよ〜、ですが。。。)

では、さっそく作って行きます。

1.ボタンを押したら、曲を再生する、というところまでを作ります。xcodeのプロジェクト(BeaconVoiceという名前にしました)を作成し、AVFoundation.frameworkを追加します。また、"sounds"というフォルダを作成し、そこに用意したMP3ファイルをおきます(図参照)。


画面はこんな感じ(図参照)。

しょぼいですね〜。音量と電波受信強度のラベルだけはつけときました。

ソースコードは、こんな感じです。(STARTボタンを押すと、曲が再生されて、もう一度押すと、停止する、という動きにしてます。)

ViewController.m


はい、では、次行きましょう。

2.CoreLocation.frameworkをセットして、ビーコンを受信できるようにします。この辺りは、このブログで何回か紹介してますので、コードだけ載っけます。

ViewController.hのプロパティ

ViewController.mのViewDidLoadの中

ViewController.mの中のLocationManagerのデリゲート処理

はい、できました!

では、実行の様子をお聴きください...。


ああ、残念です。音声がお伝えできない。

音量は、0.0〜1.0までの値です。RSSIの値は、-90〜-58にしています。つまり、この画像では、最大値になっています。iPhoneもビーコンもスクリーンショットを撮った開発環境のPCに接続しているので無理ないですね。では、ちょっとビーコンを遠くへ離してみます。

か、かすかに音が聞こえます。そして、ときどき、ゴハッって感じで音が大きくなります。まるで溺れかけの人のように。おおお、いい感じでビーコンの声が聞こえてますね。

まとめ

もともとビーコンの電波がどれくらい不安定なのか知りたく思い、音で体感できるようにしたかっただけなのですが、なかなかいい感じで確認できることがわかりました。例えるなら、トンネルに入ったときのラジオの音でしょうか?でも、ビーコンに近いときは、安定して聴けます。

応用として、ある範囲では、クラシック、ある範囲では、ジャズなど、特定の範囲でだけ特定の音楽が聴けるとかのサービスができそうですね。

(おわり)

140 180 Bluetooth , CoreLocation , iBeacon , iOS

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