導入の手順
新しい機能の解説の前に、まずはFirefox OS Simulator 3.0を導入してみましょう。アドオンマネージャと手順は異なりますが簡単です。- プラットフォームに合わせたxpiをダウンロードする
- xpiをFirefoxブラウザにインストールする
1.プラットフォームに合わせたxpiをダウンロードする
Firefox OS Simulator 3.0のxpiはFirefox OS Simulator – previewing version 3.0の"Downloading the preview"辺りのリンクからダウンロードする事が出来ます。一応コチラにもリンクを載せますが、変更される可能性もあるのでなるべく本家サイトの方からダウンロードして下さい。各プラットフォームに分かれているので、自分の環境のxpiをダウンロードして下さい。2.xpiをインストールする
ダウンロードしたxpiファイル(Macではr2d2b2g-mac.xpiでした)をFirefoxブラウザにD&Dすればインストールする事が出来ます。警告が出ますが「今すぐインストール」を押下します。
インストールが完了すればアドオンの一覧にFirefox OS Simulator 3.0が表示されます。
3.0で出来る事
Firefox OS Simulator 3.0の主な追加機能は以下の4点です。デバイスへのアプリインストール
Firefox OSをサポートしたデバイスを接続してあれば、直接アプリケーションをインストールする事が出来るようになりました。Windowsではまだ利用出来ないようです。以下のバグfixがされたバージョンのFirefox OSが入っているデバイスであれば本機能を利用出来るようです。残念ながら今回は手元に最新のFirefox OSが焼かれた端末がなかったので試せませんでした。鋭意作成中なのでまた別のエントリで紹介するかもしれません。シミュレータの画面の回転
シミュレータの画面を回転させる事が出来るようなりました。シミュレータを起動すると、ホームボタンの辺りに画面回転のボタンが追加されています。画面回転のボタンを押下すると縦、横を変更出来ます。位置情報APIの利用
位置情報のAPIを使えるようになりました。画面の回転と同じく、シミュレータの下部にボタンが追加されています。Geolocation APIを利用して位置情報の取得も行う事が出来るようになった様です。サンプルとして位置情報を取得してGoogle Mapを表示してみました。Geolocation APIの詳細については別途エントリに書きます。マニフェストのバリデーション
以前はmanifest.webappに記述誤りがあるとインストール出来ないまま何も表示等がなかったのですが、3.0からはmanifest.webappの内容を検証し、問題があれば警告などを表示してくれるようになりました。終わりに
Firefox OS Simulator 3.0では、画面回転や位置情報APIが追加されてアプリの開発が少し便利になりました。manifest.webappの検証なども大変助かりますね。実機へのアプリインストールは、Firefox OS入りの実機を用意するハードルが割と高めなので恩恵を受けるのが難しいですが、もうすぐ端末が発売されるのでその頃には役立つ機能となっていると思います。上には記述しませんでしたが、Firefox OSの基本的なUIのセットとなるGAIA UIもFirefox OS Simulator 3.0では最新になっているそうです。GAIA UIの利用についても追々解説したいと思います。
参考
Firefox OS Simulator – previewing version 3.0
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